2023年3月16日 (木曜日)
キリストと娼婦
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デンマンさん。。。娼婦というのはマグダラのマリアのことですか?
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いや。。。特定の娼婦を想定したわけではないのですよ。。。
でも、キリストと娼婦と並べて書いたら多くのネット市民の皆様はマグダラのマリアかと思うのではありませんか?
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マグダラのマリアは、新約聖書中の福音書に登場する、イエスに従った女性である。
マリヤ・マグダレナとも転写される。
正教会・カトリック教会・聖公会で聖人。
伝説中のマグダラのマリア、たとえばヤコブス・デ・ウォラギネの『黄金伝説』 (Golden_Legend)などによれば、マグダラのマリアは金持ちの出自であって、その美貌と富ゆえに快楽に溺れ、後にイエスに出会い悔悛したという。
娼婦をも意味する「罪の女」(the Sinner)との異名を与えられたり、ルネサンス以降「マグダラのマリアの悔悛」(The Penitent Mary Magdalene)を主題とする絵画、彫刻が多く制作される。
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このイメージはカトリック教会の作為が関与していると指摘されている。
イエス昇天後、兄弟ラザロ、マルタ (マリアの姉) らとともに南仏マルセイユ(あるいはサント=マリー=ド=ラ=メール)に着き、晩年はサント=ボームの洞窟で隠士生活を送ったのちにその一生を終え、遺骸はいったんエクス=アン=プロヴァンス郊外のサン=マクシマン=ラ=サント=ボームに葬られたと信じられた。
ヴェズレーのサント=マドレーヌ大聖堂はその遺骸(頭蓋骨)を移葬したものと主張している。
しかし、サン=マクシマン側はいまも遺骸を保持していると主張しており、一部はパリのマドレーヌ寺院にも分骨されている。
出典: 「マグダラのマリア」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
確かに、卑弥子さんが言うようにキリストと並べて娼婦と書いたらマグダラのマリアを思い浮かべるネット市民がいるかも知れません。。。でもねぇ〜、キリスト教に無関心なネット市民は、マグダラのマリアなんて知りませんよ。。。確か、日本のキリスト教の信者は人口の3%に満たないと聞いたことがありますよ。。。だから、日本にいる多くのネット市民の皆さんはマグダラのマリアを知らないはずです。。。
それなのに、どういうわけでキリストと娼婦 を取り上げたのでござ〜ますかァ〜?
ちょっと次のリストを見てください。。。
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これはライブドアの僕の「徒然ブログ」の日本時間で3月11日の午前9時56分から午前11時47分までのアクセス者の記録です。。。赤枠で囲んだ箇所に注目して欲しい。。。
あらっ。。。 3月11日の午前10時48分に短縮URL からやって来て 仏陀とキリストと娼婦 を読んだネット市民が居たのですわねぇ〜。。。
そうです。。。実は、南フランスのサンジョリオ(Saint-Jorioz)に住んでいる白井絵美里(しらい えみり)さんが読んだのですよ。。。
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あらっ。。。絵美里さんは、南フランスの小さな町に住んでいるのですわねぇ〜。。。
そうです。。。日本で言うなら、もう村です。。。人口は5700人ほどしか居ないのです。。。
そんな所に住んで絵美里さんは、何をしているのですか?
絵美里さんは、近くにあるリヨン大学で考古学を研究しているのですよ。。。
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実は、絵美里さんが滞在している町は世界遺産の町に指定されているのです。。。それというのも、この町には先史時代の杭上住居があるのです。。。
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杭上住居群(こうじょうじゅうきょぐん)は、紀元前5000年頃から前500年頃までにアルプス山脈周辺で建設された杭上住居 (pile dwelling / stilt house) の遺跡群を対象とするUNESCOの世界遺産リスト登録物件(ID1363)で、スイス(56件)、イタリア(19件)、ドイツ(18件)、フランス(11件)、オーストリア(5件)、スロベニア(2件)の6か国111件の資産によって構成されている。
2011年の第35回世界遺産委員会で登録された時点では、シュトルーヴェの測地弧(10か国)に次いで多くの国にまたがる世界遺産であった。
また、この世界遺産は、スロベニアの世界遺産としては初の文化遺産登録となった。
杭上住居は高床建物の一種で、アルプス山脈周辺ではボーデン湖、ツーク湖、ガルダ湖などの湖やリュブリャナ湿原などの湿地に杭を立て、その上に住居が築かれた。
杭上住居のうち、湖に建てられたものは「湖上住居」ともいう。
それらは氾濫などを避ける工夫ではあったのだが、長い間水没したまま忘れ去られていた。
その存在が再び知られるようになったのは1853年から1854年にかけての冬季大旱魃がきっかけで、長い間水没していたことが、さまざまな遺構や遺物を良好な状況で保存しておくことにつながった。
出典: 「アルプス山脈周辺の先史時代の杭上住居群」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
絵美里さんは、考古学の実習の一環としてこの住居を調べているのでござ〜ますかァ〜?
そういうことです。。。
でも、考古学を勉強している絵美里さんが、どういうわけで仏陀とキリストと娼婦 を読んだのですかァ〜?
絵美里さんは、敬虔なカソリック教徒なんですよ。。。僕が3月4日に呟いたツイートを絵美里さんが、たまたま目にしたのです。。。
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これは僕が3月4日に呟いたツイートを自動的にリストアップしたページです。。。
あらっ。。。デンマンさんは3月4日の午前0時11分から呟き始めて、午前4時35分まで真夜中を徹して一睡もせずに呟いたのでござ〜ますわねぇ〜。。。ちょっと信じられませんわァ〜。。。
あのねぇ〜、上のリストのツブヤキ時刻は日本時間です。。。バンクーバーは日本とは17時間遅れているので僕は3月3日の午前9時35分から呟き始めたのです。。。日本時間では7日の午前2時35分です。。。
でも、最初のツビヤキは午前0時11分になってますわァ〜。。。
この最初のツブヤキは、僕が呟いたのではないのです。。。ライブドアに『仏陀とキリストと娼婦』を午前0時10分に投稿するように予約しておいたいたのですよ。。。ライブドアの予約システムが自動的に『日本人の汚いパンツ』を午前0時10分に投稿し、更に、その予約システムが僕に代わって呟いてくれたのです。。。それが、日本時間で3月7日のつぶやきリストの最初のツイートです。。。
あらっ。。。ライブドアはそのようなサービスまでするのでござ〜ますかァ〜?
そうです。。。上の短縮URL が出てくるのは次の赤枠で囲んだツイートです。。。
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紫のアンダーラインを引いたリンクをクリックすると次の記事が出てくるのですよ。。。
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絵美里さんが実際にご覧になったツイートは、どういうものだったのでござますかァ〜?
次のツイートです。。。
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画面に出てきた 仏陀とキリストと娼婦 というタイトルに絵美里さんは目が止まったのですか?
そうです。。。仏陀とキリストと娼婦が いったいどういう関係があるのだろうか?…敬虔なカソリック教徒の絵美里さんは興味をそそられたのですよ。。。
でも、デンマンさんが3月4日に呟いたツイートを見たのに、記事を読んだのは3月11日の午前10時48分ですわ。。。これはどういうわけでござ〜ますかァ〜?
用事があったので、ブックマークをして、あとでゆっくりと読んだのですよ。。。
それで、何か共感したことでもあったのですか?
絵美里さんは次の箇所を読んでキリストの平等の精神に納得したのです。。。
マグダラのマリアが娼婦だったという証拠はないのではありませんか!?。。。 それは、あくまでも伝説の域(いき)を出ていないのでござ~ますわァ。
確かに、それは単なる伝説かもしれないけれど、昔の人は言ったものですよ。。。 “火の無い所に煙は立たぬ”と。。。 マグダラのマリアが娼婦だったと信じている人は 意外に多いのですよ。
つまり、そういう話が生まれたのも、お釈迦様が財産のある娼婦アンバパーリーの招待を受けた事実と関係あると、デンマンさんは主張するのですか?
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あのねぇ~、僕は別に娼婦に拘(こだわ)っているわけじゃないのですよ。。。 お釈迦様が娼婦だろうが、乞食だろうが、貧乏人だろうが、お金持ちだろうが。。。 とにかく、財産だとか地位だとか、性別に拘らずに、人間を平等に扱ったという、その精神ですよ。。。
つまり、“平等の精神”がキリスト様に受け継がれたとデンマンさんは考えているのですか?
だってぇ、そうでしょう! キリストはユダヤ人なのですよ。。。 ユダヤ人は選民思想に凝り固まっている人々だと言われている。。。
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ユダヤ教において、選民性(chosenness)は、ユダヤ人が選民である: 神との契約のなかにあるという信仰である。
この思想はトーラー(モーセ五書)の中に最初に見出され、後のタナハ(旧約聖書)で詳述される。
このことに関する多くの事柄がラビの文学で見出される。
タナフ(ヘブライ聖書)によれば、選民としてのイスラエルの性格は、神のミツワー(commandments, 「命令」と訳すべきところだが、「戒め、おきて」などとも訳された)へのobedience服従、従順によって特徴づけられる。
“今、もしあなたがたが、本当に私の声に聞き従い、私の契約を守るなら、あなたがたは全ての国々の民の中にあって、私の宝となる。
全世界は私のものだから。
あなたは私にとって祭司の王国、聖なる国民となる”
(出エジプト記 19章5, 6節)。
“主があなたがたを恋い慕って、あなたがたを選ばれたのは、あなたがたがどの民よりも多かったからではない。
事実、あなたがたは、全ての国の民のうちで最も数が少なかった。
しかし、主はあなたがたを愛されたから、また、あなたがたの先祖達に誓われた誓いを守られたから。”
(申命記 7章7, 8節)
出典: 「選民としてのユダヤ人」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
“ユダヤ教”と言うのは、いわばユダヤ人のための宗教なのですよ。。。 だから、ユダヤ教徒はユダヤ人以外の人に、まず宣教することは無い。。。 キリストは、ユダヤ人でありながら、ユダヤ教の外に出たのですよ。。。 なぜなら、人種に関係なく人間は平等だというお釈迦様の考え方に感動したからですよ。。。
でも。。。、でも。。。、お釈迦様の生きた時代とキリスト様の生きた時代は約500年近くも隔たっているのですわァ~。。。 これをどのようにデンマンさんは説明するのでござ~ますかァ~?
簡単なことですよ。。。 お釈迦様の前世の話が書かれている“ジャータカ”の説話は500年以上も経ってから『千夜一夜物語』の中にも脚色されて出てくるのです。
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お釈迦様が亡くなったあと、“シルクロード”を通じて お釈迦様の“人間平等の精神”がユダヤの地に住んでいたキリストの耳に達するのも充分に考えられることなのですよ。
『仏陀とキリストと娼婦』より
(2023年3月4日)
つまり、お釈迦様の“人間平等の精神”がシルクロードを通じて交易商人によって何百年かの間にユダヤの地に伝わり、そこに住んでいたキリストの耳に達したわけですか?
そういうことです。。。そういうわけで、これまでユダヤ人のための宗教だったユダヤ教が、キリストによって万民のための宗教として蘇(よみがえ)ったのですよ。。。
絵美里さんは、この話を読んで納得したのですか?
そうです。。。旧約聖書と新約聖書の間にお釈迦様の影響があったのだということを絵美里さんは感じ取ったのですよ。。。
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ですってぇ〜。。。
あなたも、お釈迦さんの教えがキリストに影響を与えたと思いますか?
ええっ。。。「そんな事は、どうでもいいから、もっと他に面白い話をしろ!」
あなたは、そのような強い口調で あたくしに ご命令なさるのですかァ〜?
分かりましたわァ。。。。
では、あなたもビックリするような
忠臣蔵のとっても古い映画をご覧くださいまし。。。
なんと。。。昭和3年(1928年)制作の『忠臣蔵』ですわよう!
無声映画ですけれど、弁士の方がなかなかうまい説明をしてくださいますわ。。。
つい、引き込まれて観てしまうのですわ。。。
浅野内匠頭(あさの たくみのかみ)がどうしてヘマをしでかしたのか?
そのへんのところが詳しく映像に残っております。
観るだけの値打ちがありますわ。。。
では、どうぞ。。。
ところで、どうして小百合さんが
「軽井沢タリアセン夫人」と呼ばれるのか?
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あなたは ご存知ですかァ?
実は簡単な事なのですわよう。
小百合さんは軽井沢に別荘を持ったのですわ。
小さな頃から軽井沢に住むことが夢だったのですってぇ~。。。
分からない事ではござ~ませんわァ。
そもそも小百合さんが軽井沢に興味を持ったのは、朝吹登水子のエッセーなどを読んだことがきっかけだったとか。。。
現在、朝吹登水子の山荘、睡鳩荘(すいきゅうそう)は軽井沢タリアセンに移築されて公開されています。
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それで、小百合さんは軽井沢タリアセンを訪れては睡鳩荘に足を運んで少女の頃の事を思い出すのが楽しみなんですってよ。
そういう訳で、デンマンさんが小百合さんのことを「軽井沢タリアセン夫人」と呼ぶようになったのですわ。
軽井沢・雲場池の紅葉
軽井沢のイルミネーション
秋の旧軽井沢銀座ぶらり散歩
とにかく、明日もデンマンさんが興味深い記事を書くと思いますわ。
だから、あなたも、お暇なら、また読みに戻ってきてくださいまし。
じゃあねぇ~~。
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メチャ面白い、
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ところで、平成の紫式部こと、卑弥子さんは見かけによらず、京都の女子大学で腐女子に「日本文化と源氏物語」を講義している橘卑弥子・准教授という肩書きを持っています。
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■『人妻』
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