女に文句を言う女

 

女に文句を言う女

 


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ケイトー。。。、今日も塩野七生さんを批判するわけぇ~?


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いけませんか?

ちょっと批判しすぎじゃないのォ~?

そうかなあああァ~?

だってぇ~、次の検索結果を見てよ!

 


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『拡大する』

『現時点での検索結果』

 

ケイトーの別名“デンマン”と塩野さんを並べて 「塩野七生批判 デンマン」を入れて検索すると 6,700件もヒットするのよ。。。 すべてがケイトーの塩野さん批判じゃないと思うけれど、かなりの数の記事で塩野さんを批判していることは確かなのよ。。。

塩野さんが批判されていることは、塩野さんの本がよく読まれていることですよ。。。 だから、塩野さんは感謝していると思うのです。。。

でも、ケイトーは本屋さんで塩野さんの本を買わないでバンクーバー市立図書館で塩野さんの本を借りて読んで批判してるじゃない。。。

そうです。。。 いけませんか?

だってぇ~、それじゃあ、塩野さんにケイトーの分の印税が入ってこないわけよ。。。 本を買わずに批判だけするのってぇ、ちょっと可哀想じゃない。。。

あのねぇ~、塩野さんは、僕が批判したぐらいで落ち込んで自殺するようなことはないのですよ。。。 だから、シルヴィーも、それほど心配する必要はないのです。。。

。。。で、今回はバンクーバー市立図書館で どの本を借りて読んだわけ?

次の本です。。。

 


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。。。で、この本の中で塩野さんが女性に文句を言ってるわけなのォ~?

そうです。。。 ちょっと読んでみてください。。。


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女の政治家たちに一言。

なぜバカの一つ覚えみたいに、白や赤や黄色やピンクばかり着るのですか。
原色のスーツで男の同僚たちとのちがいを示せると思っているとしたら、それだけで政治家失格。

「ジャパン・イズ・バック」を確実にするには、「ブラザーズ」だけでなく「アンド・シスターズ」でなければダメ。
それには、スーツの色はグレイでもちがいは示せる気概は欠かせない。
原色を捨てたところで、ほんとうの勝負に出てはいかが?

 (26ページ)


男女間の格差は存在しない組織と一つとされてきた大新聞では、入社時に女の記者は、男と同等の仕事をするように言われるのだという。

こういわれて女記者たちはふるい立つらしいけれど、私ならばバカねえあんたたちも、と言うだろう。
入社時の幹部の言は、無意識にしろ男たちの仕掛けた「罠」なのだ。 (略)

自分は「デキル」と思い、やる気もある女たちに、老婆心ながら進言したい。
それは、男たちの多くから女らしいと思われたいと言う、心底では女たちの持っている願望はきっぱりと捨てることである。

その理由の第一は、仕事に対しては男も女もないこと。
理由の第二は、女らしいと思ってくれた男たちの全員と寝るわけにはいかない以上、寝たいと思う男一人が思ってくれればそれでよし、とするしかないという現実。

 (65ページ)


今より500年昔のルネサンス時代、芸術大好きのローマ法王レオ10世が、(略)財源確保に一策を案じた。
金属製の小箱を多数作らせ、その中に金貨を投じるとチャリンと鳴る音で天国行きは保障された、とする免罪符キャンペーンを展開することにしたのである。
だがイタリア人に対しては成功の見込みはないと見て、キャンペーンの地はドイツにしたのだった。

これに、ドイツ人がだまされたのだ。
そして、ローマ法王によるこの詐欺に怒ったのがドイツ人のルターで、プロテスタンティズムとは、だまし取られたカネへの恨みから始まったのであった。

最近ならば、偽札作りでは世界一の技能を誇るイタリア人による300ユーロ紙幣事件がある。 (略)
ドイツに持っていって使用回路に乗せるという冒険に挑んだのである。
これが成功したのだ。

数万ユーロ分はさばけたというのだから、ちょっとした数のドイツ人がだまされたのである。
あまりにも恥ずかしい話なのでドイツのメディアは報道しないが、一時期、ヨーロッパ中が笑ったエピソードであった。

家計簿的発想しかできないメルケルの厳しくもまじめな顔をテレビで見るたびに、この種の話を思い浮かべるのも、涼夏対策になるかと思うのだけれどどうでしょう。

 (127-128ページ)



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ドイツの首相メルケルーーーEU第一の強国ドイツを率いる立場にありながら、自ら先頭に立って引っ張っていくと言う気概なり肝っ玉なりが、この人からはまったく感じられない。

彼女の口から出る言葉は「ナイン」だけで、拒否するからには代案を出さねばならないのに、そのようなことはまずしない。

 (184ページ)


ヒラリーの敗因


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生涯の大勝負に二度も、初回の相手はオバマ、二度目の敵はトランプ、で敗れたヒラリーの政治キャリアはこれで終わりだろう。
それでもなお彼女の敗因を探るのは、野望に燃えている日本の女たちへの参考になるかと。

まず、ヒラリーにとっての最大の敵はヒラリー自身であることへの自覚の欠如。
ガラスの天井とか男社会の壁とか、そんじょそこらのフェミニストが口にする薄っぺらな責任転嫁は、大統領を目指した女ならば口にすべきではない。

第二に、「初めての女性大統領」を強調しすぎたこと。
これをしたことによって、もともとからして自信喪失気味の白人男たちに、これまでは黒人、次は女、その次はゲイか、という恐れを抱かせてしまったのではないか。

敗因の第三だが、何かをやりたいから大統領になるのではなく、何が何でも大統領になりたいという印象を、有権者に与えてしまったこと。
野心的であるのは、悪いことではない。
だが、それだけというのでは男であっても見苦しいし、支持者の拡大にバイアスがかかったのも当然だ。

デンマン注: トランプだって、見苦しいほどに、何が何でも大統領になって見せるという態度だった!

 (206-207ページ)

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)


『逆襲される文明』
著者: 塩野七生
2017年9月20日 第1刷発行
発行所: 株式会社 文藝春秋

つまり、ケイトーが赤字で強調したところで、塩野さんを批判したくなったわけぇ~?

そういうことです。。。 あのねぇ~、上の本は塩野さんが文藝春秋に毎回連載したコラムをまとめて本にしたものなんですよ。。。

だから、どうだと言うのォ~?

作家というのは、例えば、村上春樹さんのように書きたい時に書きたいモノを書く。。。 原則として そうすべきだと思うのですよ。。。 そうじゃないと、読者に対して本当に責任を持って いい作品が書けない。。。 読者にお金を払ってもらって本を買ってもらうんだから、いい作品を書くのが作家の義務ですよ。。。

でも。。。、ケイトーは絶対に本を買わずに図書館で借りて読むのでしょう!?

そうです。。。 第1の理由は、買ってみたけれど読んだ後で、買っただけの値打ちがない作品だと判った時には、ダメな作家に お金を奪われてしまったような マジで損した気分になるのですよ。。。 上の本がそういう本ですよ。。。 僕は買って読んでないから、それほどムカつかないけれど、もし買って読んでいたら、2度と彼女の本は買いませんよ!

それで、第2の理由は。。。?

図書館には、まず くだらない本は置いてない! だから、只で良い本に巡り合った時には、経済的にも得をしたようで、人生的にも人間的にも教えられたような気分になるわけです。。。 要するにルンルン気分でハッピーになるわけです。。。

でも、上の本は、図書館にあった本でしょう? つまり、くだらない本じゃない、ということじゃない!

あのねぇ~、なんにでも例外があるのですよ! だから、中にはくだらない本もある!

それってぇ、こじつけじゃないかしら?。。。 とにかく、ケイトーのような人間が増えたら、作家は喰ってゆけないじゃない!?

あのねぇ~、どの世界だって競争は厳しいのですよ。。。 いい作品を書き続ければ、絶対に喰えないということはない。。。 要するに、どうでもいいような作品を書いている作家は、他の職業につくべきなんですよ。。。

ケイトーは塩野さんがダメな作家だと言うのォ~?

いや。。。 『ローマ人の物語』とか いい作品も書いてますよ。。。 でもねぇ~、上の本に書いてある随筆を読むと、引き受けた連載を、しょうがないから締め切りまでに何とか書いた、というような作品が多い! 僕が引用した作品は、素人が友人や、家族や、同級生たちと、ベチャクチャ話をするような調子で書いたものですよ。。。

要するに、よく調べもせずに、根拠もなく、茶飲み話のような書き方になっているというわけぇ~?

その通りですよ! 作家を50年もやっているならば、素人が書くような作品は本にすべきではないのですよ! 上の本の作品は、僕が書いたような、シルヴィーが書いてもおかしくない、要するに、誰でも書けそうな茶飲み話のようなものですよ。。。 例えば、塩野さんは書いている。 「なぜバカの一つ覚えみたいに、白や赤や黄色やピンクばかり着るのですか」 そんなことは、本人の好き嫌いで、どうでもいいことでしょう!? 政治とは全く関係ないことですよ! その辺のミーちゃん、ハーちゃんが言うことと全く変わり映(ば)えがしない。 こんな作品を読むために金を払ったと思うと腹が立ちますよ! だから、僕は本を買わずに図書館で借りて読むのです。。。 そうすれば、ダメな本を仮に読んだとしても、それほどムカつかずにすむ。

でも。。。、でも。。。、それってぇ~、かなり特別な本の読み方じゃないの? 普通の人は本屋さんで本を買って読むわよう。。。

あのねぇ~、カナダでは、日本のようにやたらと週刊誌や本を買う人は少ないですよ。。。 図書館を見ても、日本と比べたら比較にならないほど 図書館を利用する市民が多いですよ。。。

私は日本へ行ったことがないから比較のしようがないけれど、 確かにバンクーバー市立図書館を利用する市民は多いわねぇ~。。。

。。。でしょう!? 図書館で読んでみて、本当に自分で何度でも読みたい 素晴らしい本だけを買うのですよ。。。

要するに、上の本はケイトーにとって、どうでもいい本なわけねぇ~?

そうですよ。。。 「家計簿的発想しかできないメルケル」 彼女の口から出る言葉は「ナイン」だけ。。。 もし、これが本当だったら、メルケルはドイツの首相になれなかったよ! こんな事をまともなドイツ人が読んだら、塩野という作家は教養もないミーハーだと言われてしまいますよ!

そうかしら?

あのねぇ~、塩野さんは、とりわけ同性に対しては、かなり厳しい批判を浴びせるという もっぱらの評判なのですよ。。。

確かに、塩野さんはヒラリー・クリントンに対して、かなり辛辣な事を言ってるわねぇ~。。。

。。。でしょう!?

そう言えば、ケイトーは塩野七生がクレオパトラを馬鹿呼ばわりしていたというので、記事を書いて塩野さんを批判していたわねぇ~!

 


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『クレオパトラと塩野七生』

 

塩野さんというのは、独断と偏見で、こうだ、ああだと決め付けることが多いのですよ。。。 その点、たとえば歴史小説を書く司馬遼太郎さんなどは、文献に当たって小説を書く。。。 資料集めへの執念はすさまじいものがあった。

たとえば。。。?

『坂の上の雲』を書く時には、神田神保町の神田古書店街の古書店主らに依頼し、「日露戦争」という記述のある本を片っ端から買い集め、当時同じ題材の戯曲を書いていた井上ひさしが古書店に行っても資料がなかったという逸話が残っているのですよ。。。

マジで。。。?

この話は、いろいろな所に書いてありますよ。。。 大河小説になると一度に何千万円単位という巨費を投じて買い集めたらしい。。。 軽トラックで古本屋に乗り込むや否や手当たり次第に乱読購入し、助手と一緒に荷台に乗せて帰ったというのですよ。。。

ホントかしら。。。?

とにかく、それぐらいにして司馬さんは資料を探してウラを取ってから小説を書き始めたのです。。。 ただ面白いからといって、ウラも取らずに書き散らすタイプではなかった。。。 そういうところが元新聞記者だったらしい。。。 ところが、塩野さんは、面白い話を集めて書き散らすというタイプですよ。。。

確かに、上の引用文を読んでみると、個人的な意見を、そのまま書いているに過ぎないわよねぇ~。。。

。。。でしょう!? そういうところが歴史小説を書く作家としては問題があると僕には思えるのですよ。。。 

。。。で、ケイトーはヒラリーの敗因は、何だったと思うのォ~?

敗因はいくつか考えられるけれど、大きな敗因はメール問題ですよ。。。

トランプ大統領を生んだインテリジェンス力


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トランプ大統領誕生の報に接して、「パナマ文書」が秘めていた起爆力に言い知れぬ戦慄を覚えた。
中米パナマに本拠を置いて富裕層をタックスヘイブンへ誘った法律事務所から漏洩した機密情報。
それは世界の大富豪や独裁者が巨万の富をカリブ海の島々などに隠している実態を生々しく暴き出した。

「パナマ文書」こそ、額に汗して働く庶民の怒りに火をつけ、その炎はめらめらと燃え広がった。
超大国アメリカでも、プア・ホワイトと呼ばれる人々が、民主党を見限り、共和党のトランプ陣営に雪崩れ込んでいった。

だが不動産王トランプこそ5000億円を超える資産を持ち、納税申告所の公表を拒み続ける超富裕層に他ならない。
なんという皮肉なのだろう。

一方で国家機密を認めないアサンジの「ウィキリークス」は、ヒラリーの国務長官時代のメール3万通余りを暴露した。
メール問題こそ選挙に弱い彼女を最終版まで苦しめ、敗北の引き金となった。

いまもロンドンで亡命生活を送るアサンジは、人種差別発言を繰り返す暴言王に手を貸す意図などなかったはずだ。
これまた何という皮肉なのか。

これら世紀のリークがアメリカに稀代のアウトサイダー政権を誕生させたことに誰より衝撃を受け、そのインテリジェンス力に当惑しているのも機密を漏らした張本人たちだろう。

 
 
(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)


3ページ 『汝の名はスパイ、裏切り者、あるいは詐欺師』
著者: 手嶋龍一
2016年12月21日 第5刷発行
発行所: 株式会社 マガジンハウス

メール問題ってぇ、それほどの影響力があったのかしら?

あったのですよ。。。

ヒラリー・クリントンのメール問題


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2016年3月16日にはウィキリークスが、2010年6月30日から2014年8月12日までにヒラリーの個人サーバが送受信した3万322通の電子メールおよび添付ファイルを公開した。
このうちでヒラリー自身の手による記事は7570件にのぼる。

これら電子メールは夫のビルが署名した情報公開法によりPDF形式で入手できるが、最後にPDF化されたのは2016年2月29日であり、まだ周知されていない事実を相当含むと目される。

選挙戦ではバーニー・サンダースらを破り、2016年7月26日、党内予備選挙を経て大統領候補となった。

しかし秋ごろには、HSBCなどと関連するクリントン財団が先の電子メールを手がかりに様々な媒体から叩かれるようになった。

また、2016年夏ごろから演説中に咳が出て止まらず、9月に行われたアメリカ同時多発テロの追悼式典に出席した際に体調不良で途中退席し車に乗り込む時に卒倒してシークレットサービスに抱えられる所が撮影される等、健康不安説がささやかれた。

2016年11月8日の大統領選挙の結果、得票数ではヒラリーが共和党候補のドナルド・トランプを僅差で上回るものの、選挙人は232人と、306人を獲得したトランプに破れ落選した。
一般投票で勝利し、選挙人投票で敗北したのは、2000年の選挙のアル・ゴア(民主党)以来16年ぶりであった。

 

外交政策

対リビア…2011年にはオバマ政権の国務長官として、リビア内戦を解決するためのリビアへの軍事攻撃を行う様に、オバマ大統領を強く説得した。

カダフィの殺害を聞いて『来た、見た、勝った』をもじった ”来た、見た、死んだ”(”We came, we saw, he died”)と歓喜していたことが報じられている。

鉱産資源を目標にデーヴィッド・キャメロンとニコラ・サルコジを作戦に関係させ、また攻撃に最終的発言権をもったことが、ヒラリーの送受信したメールで示唆されている。


出典: 「ヒラリー・クリントン」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

なるほどねぇ~。。。 ネットを調べれば、ヒラリー・クリントンの好戦的な様子が見て取れるというわけねぇ~?

そういうことですよ。。。 だから、同性であるヒラリー・クリントンに対して、塩野さんが同性の目から スカートの丈が短すぎるとか、ジャケットの色がダサいとか、口紅が濃すぎるとか、皺を隠すために整形したとか。。。、そういう個人的なことを問題にするのじゃなくて、もうちょっとジャーナリスティックに、ウラを取るようにして政治的な問題に言及して欲しいのですよ。。。


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【ジューンの独り言】


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ですってぇ~。。。

あなたは、どう思いますか?

デンマンさんのお話に共感しましたか?

 

ところで、シルヴィーさんが出てくる面白い記事は他にも たくさんあります。。。

次の記事の中から面白そうなものを選んで読んでください。


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『角さんと原発と天罰(2013年1月5日)』

『真紀子落選(2013年1月14日)』

『野火(2013年1月18日)』

『タイタニックと国際化(2013年2月1日)』

『宮澤理恵@Macao(2013年2月28日)』


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『チョコレートと軍産複合体』

『チョコレートと甘い権力』

『CIAの黒い糸』

『美しい日本語再び』

『宮沢りえブーム?』

『また、宮沢りえ?』

『浅間山噴火とフランス革命』

『なぜアクセスが急増したの?』

『気になる検索ワード』

『なぜ塩野七生批判』

『その検査、ムカつく!』

『宮沢りえと床上手な女』


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『MH370ミステリー』

『なぜ死刑廃止?』

『真犯人はそこにいる』

『MH370ミステリー裏話』

『お裁きを信じますから』

『ジャルパックと国際化』

『古代ローマのセックス』

『CIAとノーパン』

『エロいローマ再び』

『エロいけれどためになる話』

『えろあくにめ温泉』


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『エロいけれどためになる』

『地球上のネット普及率』

『原発はダメだったのに』

『スカートをはいた兵隊』

『行田シンドローム』

『幻の暴走機関車』

『CIA@NOパンツ』

『やっぱり、セックス』

『セックス風呂具村』

『CIAの黒い手再び』


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『アダムとイブは何を食べたの』

『舞踏会 明子』

『波乱の人生』

『国際化だよね』

『イングナさんを探して』

『美しい日本語 チェーホフ』

『横の道@ニコライ堂』

『また塩野七生批判』

『日航スチュワーデス』


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『クレオパトラ@塩野批判』

『テルモピュライの戦い』

『思い出の蓮』

『角さんと天罰』

『ラーメン@リガ』

『角さんと天罰がなぜ?』

『南京事件と反知性主義』

『あけびさんの卒論』

『愛は降る星の彼方に』

『サイバー戦争』

『エロくて、ごめんね』

『モバイル社会とガラケー』

『元老のアメリカ』

『ケネディ家の呪い』

『欧米を敵に回す』

『ソフィアからこんにちわ』

『ドイツが原爆をロンドンに』

『いまだに謎』

『さらば大前研一』

『空飛ぶスパイ』

『愛情はふる星@ベトナム』

『ヒラリーと塩野七生』

『ケネディ夫人@インドネシア』

『究極の大前研一批判本』

『フェルメールの謎』

とにかく、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょう。

じゃあね。 バーィ。


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ィ~ハァ~♪~!

メチャ面白い、

ためになる関連記事


平成の紫式部、橘卑弥子でござ~ます
(himiko92.jpg)

『卑弥子の源氏物語』

『平成の紫式部』

■ めれんげさんの『即興の詩』

■ めれんげさんの『極私的詩集』

Jagel - Soft Japanese Bagel
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■ “JAGEL – Soft Japanese Bagel”


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■ 『きれいになったと感じさせる

下着・ランジェリーを見つけませんか?』

『センスあるランジェリー』

■ 『ちょっと変わった 新しい古代日本史』

■ 『面白くて楽しいレンゲ物語』


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■ 『軽井沢タリアセン夫人 – 小百合物語』

■ 『今すぐに役立つホットな情報』


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ヒラリーと塩野七生

 

ヒラリーと塩野七生

 


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今日はヒラリー・クリントンを連れ出してきて、また塩野七生を批判するわけぇ~?


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いけませんか?

なんだか、ケイトーは塩野七生を目の敵にしているみたいねぇ~? うふふふふふふ。。。

いや。。。 僕は塩野さんを目の敵にしているわけではありません。。。 むしろ、僕は塩野さんのファンなのですよ。。。

そうは見えないわァ~。。。

あのねぇ~、僕が塩野さんのファンになったのは、『中央公論』に掲載したデビュー作・『ルネサンスの女たち』を読んだからですよ。。。

その作品は面白かったのォ~?

面白かったのですよ。。。

どのように。。。?

あのねぇ~、『ルネサンスの女たち』は4人の女について書いたものなのですよ。。。 そのうちの一人、カテリーナ・スフォルツァ(1463 – 1509)について塩野さんは次のエピソードを書いているのです。。。


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11歳でリアーリオ家のジローラモ(1443年 – 1488年、教皇シクストゥス4世の甥)伯爵と結婚し、その間にビアンカ(1478年 – 1522年)とオッタヴィアーノ(1479年 – 1533年)姉弟を儲けて、ローマで暮らす。

夫ジローラモはイーモラとフォルリの領主でもあった。

1488年、叔父のルドヴィーコによるスフォルツァ家による援助が意図的に怠ったことが原因で、フォルリに反乱が起こる。

カテリーナと子どもたちは城外で反乱側に捕えられた。

しかし、城の守備隊は降伏しなかった。

そこでカテリーナは反乱側には守備隊を説得してくると言って、子どもたちを残し城に入っていった。

彼女が城に入ったまま出てこないので、反乱側は人質の子どもたちを殺すと脅した。

すると、カテリーナは城館の屋上に立ってスカートを捲り上げると「子どもなどここからいくらでも出てくる」と叫んだのだった。

 

 

これには反乱側もあっけに取られた。

やがて援軍が到着し、反乱は鎮圧された。

ただし実際に城壁の上でスカートを捲り上げたかは疑問も残る。

城壁の上からでは反乱軍まで声が届くはずがなく、また逆に弓矢で射られる可能性もあるためである。


出典: 「カテリーナ・スフォルツァ」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

あらっ。。。 カテリーナは城館の屋上に立ってスカートを捲り上げて、アソコを敵の兵士たちに見せたのねぇ~。。。 うふふふふふふ。。。

そういうエピソードが、イタリアでは古くから伝わっていたらしい。。。 でもねぇ~、よくよく考えてみれば、城壁の上からでは反乱軍まで声が届くはずがなく、また逆に弓矢で射られる可能性もあるから、そんな馬鹿なことを果たして彼女が行ったかァ~?

つまり、カテリーナを女傑にするために、イタリアのミーちゃん、ハーちゃんが わざとデッチ上げたエピソードだと言うのねぇ~?

だから、上の『ウィキペディア』の記事の投稿者はそう考えたわけですよ。。。

つまり、塩野七生は その辺のことをよく検証もしないで書いたわけなのねぇ~。。。

話を面白くするには、そのエピソードは欠かせない。。。 だから、そのエピソードを初めて読んだ僕は塩野さんのファンになったわけです。。。 うへへへへへへ。。。

つまり、エロいエピソードを塩野七生が書いたので、ケイトーはファンになったわけなのねぇ~?

そういうことです。。。

要するに、ケイトーはエロい話が好きなのねぇ~。。。?

あのねぇ~、エロい話が嫌いな人って居ないんだよ!

私は嫌いだわァ~。。。

ネットでは、そのように言うシルヴィーも家に帰ると、エロ本読むよねぇ~? うへへへへへへ。。。

そのような事はどうでもいいから、本題に入りなさいよ。。。

分かりました。。。 実は、バンクーバー市立図書館で借りていた本を読んでいたら次の箇所に出くわしたのですよ。。。

日本人へ 164

帰国中に考えたことのいくつか

 

By 塩野七生

 

ヒラリーの敗因


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生涯の大勝負に二度も、初回の相手はオバマ、二度目の敵はトランプ、で敗れたヒラリーの政治キャリアはこれで終わりだろう。
それでもなお彼女の敗因を探るのは、野望に燃えている日本の女たちへの参考になるかと。

まず、ヒラリーにとっての最大の敵はヒラリー自身であることへの自覚の欠如。
ガラスの天井とか男社会の壁とか、そんじょそこらのフェミニストが口にする薄っぺらな責任転嫁は、大統領を目指した女ならば口にすべきではない。

第二に、「初めての女性大統領」を強調しすぎたこと。
これをしたことによって、もともとからして自信喪失気味の白人男たちに、これまでは黒人、次は女、その次はゲイか、という恐れを抱かせてしまったのではないか。

敗因の第三だが、何かをやりたいから大統領になるのではなく、何が何でも大統領になりたいという印象を、有権者に与えてしまったこと。
野心的であるのは、悪いことではない。
だが、それだけというのでは男であっても見苦しいし、支持者の拡大にバイアスがかかったのも当然だ。

デンマン注: トランプだって、見苦しいほどに、何が何でも大統領になって見せるという態度だった!

 

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)


『文藝春秋 新年特別号』
編集人: 大松芳男
2017(平成29)年1月1日 発行
発行所: 株式会社 文藝春秋

あらっ。。。 塩野七生はヒラリー・クリントンに対して、かなり辛辣な事を言ってるのねぇ~。。。

あのねぇ~、塩野さんは、同性に対しては、かなり厳しい批判を浴びせるという もっぱらの評判なのですよ。。。

そう言えば、ケイトーは塩野七生がクレオパトラを馬鹿呼ばわりしていたというので、記事を書いて塩野七生を批判していたわねぇ~!

 


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『クレオパトラと塩野七生』

 

塩野さんというのは、独断と偏見で、こうだ、ああだと決め付けることが多いのですよ。。。 その点、たとえば歴史小説を書く司馬遼太郎さんなどは、文献に当たって小説を書く。。。 資料集めへの執念はすさまじいものがあった。

たとえば。。。?

『坂の上の雲』を書く時には、神田神保町の神田古書店街の古書店主らに依頼し、「日露戦争」という記述のある本を片っ端から買い集め、当時同じ題材の戯曲を書いていた井上ひさしが古書店に行っても資料がなかったという逸話が残っているのですよ。。。

マジで。。。?

この話は、いろいろな所に書いてありますよ。。。 大河小説になると一度に何千万円単位という巨費を投じて買い集めたらしい。。。軽トラックで古本屋に乗り込むや否や手当たり次第に乱読購入し、助手と一緒に荷台に乗せて帰ったというのですよ。。。

ホントかしら。。。?

とにかく、それぐらいにして資料を探してウラを取ってから小説を書き始めたのです。。。 ただ面白いからといって、ウラも取らずに書き散らすタイプではなかった。。。 そういうところが元新聞記者だったらしい。。。 ところが、塩野さんは、面白い話を集めて書き散らすというタイプですよ。。。

確かに、上の引用文を読んでみると、個人的な意見を、そのまま書いているに過ぎないわよねぇ~。。。

。。。でしょう!? そういうところが歴史小説を書く作家としては問題があると僕には思えるのですよ。。。 

。。。で、ケイトーはヒラリーの敗因は、何だったと思うのォ~?

メール問題ですよ。。。

トランプ大統領を生んだインテリジェンス力


(tejima01.jpg)

 

トランプ大統領誕生の報に接して、「パナマ文書」が秘めていた起爆力に言い知れぬ戦慄を覚えた。
中米パナマに本拠を置いて富裕層をタックスヘイブンへ誘った法律事務所から漏洩した機密情報。
それは世界の大富豪や独裁者が巨万の富をカリブ海の島々などに隠している実態を生々しく暴き出した。

「パナマ文書」こそ、額に汗して働く庶民の怒りに火をつけ、その炎はめらめらと燃え広がった。
超大国アメリカでも、プア・ホワイトと呼ばれる人々が、民主党を見限り、共和党のトランプ陣営に雪崩れ込んでいった。

だが不動産王トランプこそ5000億円を超える資産を持ち、納税申告所の公表を拒み続ける超富裕層に他ならない。
なんという皮肉なのだろう。

一方で国家機密を認めないアサンジの「ウィキリークス」は、ヒラリーの国務長官時代のメール3万通余りを暴露した。
メール問題こそ選挙に弱い彼女を最終版まで苦しめ、敗北の引き金となった。

いまもロンドンで亡命生活を送るアサンジは、人種差別発言を繰り返す暴言王に手を貸す意図などなかったはずだ。
これまた何という皮肉なのか。

これら世紀のリークがアメリカに稀代のアウトサイダー政権を誕生させたことに誰より衝撃を受け、そのインテリジェンス力に当惑しているのも機密を漏らした張本人たちだろう。

 
 
(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)


3ページ 『汝の名はスパイ、裏切り者、あるいは詐欺師』
著者: 手嶋龍一
2016年12月21日 第5刷発行
発行所: 株式会社 マガジンハウス

メール問題ってぇ、それほどの影響力があったのかしら?

あったのですよ。。。

ヒラリー・クリントンのメール問題


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2016年3月16日にはウィキリークスが、2010年6月30日から2014年8月12日までにヒラリーの個人サーバが送受信した3万322通の電子メールおよび添付ファイルを公開した。
このうちでヒラリー自身の手による記事は7570件にのぼる。

これら電子メールは夫のビルが署名した情報公開法によりPDF形式で入手できるが、最後にPDF化されたのは2016年2月29日であり、まだ周知されていない事実を相当含むと目される。

選挙戦ではバーニー・サンダースらを破り、2016年7月26日、党内予備選挙を経て大統領候補となった。

しかし秋ごろには、HSBCなどと関連するクリントン財団が先の電子メールを手がかりに様々な媒体から叩かれるようになった。

また、2016年夏ごろから演説中に咳が出て止まらず、9月に行われたアメリカ同時多発テロの追悼式典に出席した際に体調不良で途中退席し車に乗り込む時に卒倒してシークレットサービスに抱えられる所が撮影される等、健康不安説がささやかれた。

2016年11月8日の大統領選挙の結果、得票数ではヒラリーが共和党候補のドナルド・トランプを僅差で上回るものの、選挙人は232人と、306人を獲得したトランプに破れ落選した。
一般投票で勝利し、選挙人投票で敗北したのは、2000年の選挙のアル・ゴア(民主党)以来16年ぶりであった。

 

外交政策

対リビア…2011年にはオバマ政権の国務長官として、リビア内戦を解決するためのリビアへの軍事攻撃を行う様に、オバマ大統領を強く説得した。

カダフィの殺害を聞いて『来た、見た、勝った』をもじった ”来た、見た、死んだ”(”We came, we saw, he died”)と歓喜していたことが報じられている。

鉱産資源を目標にデーヴィッド・キャメロンとニコラ・サルコジを作戦に関係させ、また攻撃に最終的発言権をもったことが、ヒラリーの送受信したメールで示唆されている。


出典: 「ヒラリー・クリントン」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

なるほどねぇ~。。。 ネットを調べれば、ヒラリー・クリントンの好戦的な様子が見て取れるというわけねぇ~?

そういうことですよ。。。 だから、同性であるヒラリー・クリントンに対して、塩野さんが同性の目から スカートの丈が短すぎるとか、ジャケットの色がダサいとか、口紅が濃すぎるとか、皺を隠すために整形したとか。。。、そういう個人的なことを問題にするのじゃなくて、もうちょっとジャーナリスティックに、ウラを取るようにして政治的な問題に言及して欲しいのですよ。。。


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【ジューンの独り言】


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ですってぇ~。。。

確かに、個人的な印象や意見で、ウラも取らず個人攻撃・批判するのは、よろしくないですよねぇ~。。。

塩野さんは次のように語っています。。。

 


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ところで、シルヴィーさんが出てくる面白い記事は他にも たくさんあります。。。

次の記事の中から面白そうなものを選んで読んでください。


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『角さんと原発と天罰(2013年1月5日)』

『真紀子落選(2013年1月14日)』

『野火(2013年1月18日)』

『タイタニックと国際化(2013年2月1日)』

『宮澤理恵@Macao(2013年2月28日)』


(sunwind2.gif)

『チョコレートと軍産複合体』

『チョコレートと甘い権力』

『CIAの黒い糸』

『美しい日本語再び』

『宮沢りえブーム?』

『また、宮沢りえ?』

『浅間山噴火とフランス革命』

『なぜアクセスが急増したの?』

『気になる検索ワード』

『なぜ塩野七生批判』

『その検査、ムカつく!』

『宮沢りえと床上手な女』


(mh370a.jpg)

『MH370ミステリー』

『なぜ死刑廃止?』

『真犯人はそこにいる』

『MH370ミステリー裏話』

『お裁きを信じますから』

『ジャルパックと国際化』

『古代ローマのセックス』

『CIAとノーパン』

『エロいローマ再び』

『エロいけれどためになる話』

『えろあくにめ温泉』


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『エロいけれどためになる』

『地球上のネット普及率』

『原発はダメだったのに』

『スカートをはいた兵隊』

『行田シンドローム』

『幻の暴走機関車』

『CIA@NOパンツ』

『やっぱり、セックス』

『セックス風呂具村』

『CIAの黒い手再び』


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『アダムとイブは何を食べたの』

『舞踏会 明子』

『波乱の人生』

『国際化だよね』

『イングナさんを探して』

『美しい日本語 チェーホフ』

『横の道@ニコライ堂』

『また塩野七生批判』

『日航スチュワーデス』


(cleopara2.jpg)

『クレオパトラ@塩野批判』

『テルモピュライの戦い』

『思い出の蓮』

『角さんと天罰』

『ラーメン@リガ』

『角さんと天罰がなぜ?』

『南京事件と反知性主義』

『あけびさんの卒論』

『愛は降る星の彼方に』

『サイバー戦争』

『エロくて、ごめんね』

『モバイル社会とガラケー』

『元老のアメリカ』

『ケネディ家の呪い』

『欧米を敵に回す』

『ソフィアからこんにちわ』

『ドイツが原爆をロンドンに』

『いまだに謎』

『さらば大前研一』

『空飛ぶスパイ』

『愛情はふる星@ベトナム』

とにかく、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょう。

じゃあね。 バーィ。


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ィ~ハァ~♪~!

メチャ面白い、

ためになる関連記事


平成の紫式部、橘卑弥子でござ~ます
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『卑弥子の源氏物語』

『平成の紫式部』

■ めれんげさんの『即興の詩』

■ めれんげさんの『極私的詩集』

Jagel - Soft Japanese Bagel
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■ “JAGEL – Soft Japanese Bagel”


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■ 『きれいになったと感じさせる

下着・ランジェリーを見つけませんか?』

『センスあるランジェリー』

■ 『ちょっと変わった 新しい古代日本史』

■ 『面白くて楽しいレンゲ物語』


(beach02.jpg)

■ 『軽井沢タリアセン夫人 – 小百合物語』

■ 『今すぐに役立つホットな情報』


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欧米を敵に回す

 

欧米を敵に回す

 


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ケイトー。。。、どういうわけで、急に欧米を敵に回すというような物騒なタイトルを付けたわけぇ~?


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あのねぇ~、実は、バンクーバー市立図書館で借りていた本を読んでいたら次の箇所に出くわしたのですよ。。。

欧米を敵にまわしてはいけない


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「一方、インドネシアや中国など日本軍の

占領下にあった地域では、

兵士が現地の女性を無理やり連行し、

慰安婦にしたことを示す供述が、

連合国の戦犯裁判などの資料に記されている。

インドネシアでは現地のオランダ人も

慰安婦にされた

 

私の頭の危険信号が点滅し始めたのは、欧米がこの慰安婦問題を突いてくるとすればこの箇所だ、と思ったからである。
「インドネシアでは現地のオランダ人も慰安婦にされた」と記された箇所である。

当時のインドネシアは長年にわたってオランダの植民地であったから、オランダ人を主として欧米の女や子供たちも住んでいたのである。

半世紀にもなるヨーロッパでの生活で、苦い現実でも直視することを私は学んだ。
欧米人の多くには、口に出して言える考えと、口に出しては言えないが胸の内では持っている思い、の二つがあることを学んだのである。

建前と本音、とするのでは少し違う。
原理原則である建前に対してわれわれは、少しばかり距離を置くのに慣れているのだが、欧米人とはしばしば、建前と本音の双方ともを心から信じる人種でもある。

だからこの二者のちがいは彼らにとって、口に出して言うか言わないか、にしかない。

それで、口に出して言える考えとは、彼らにとっては何か、だが、人道的に許せない、とか、異なる宗教を信じている人も認めるべき、とかである。

一方、口には出せないが胸の中では持っている想いとは、キリスト教徒、それも女子供が迫害されるのは許せない、であり、さらにこの人々が白人種であればなおさら許せない、である。

前者を知るには政府の公式発表や記者会見やマスコミの論調で充分だが、後者まで知りたければ、ネット上の意見なりフリーの作家やジャーナリストの記事まで追う必要がある。

 (中略)

われわれ日本人にとって、欧米を敵にまわすのは賢いやり方ではない。
オランダ人の女も慰安婦にされたなどという話が広まろうものなら、日本にとっては大変なことになる。
そうなる前に、早急に手を打つ必要がある。

 

「朝日新聞の“告白”を越えて」
(『文藝春秋』2014年10月号)
塩野七生 (作家・在イタリア)

 

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)



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212-214 ページ
『「従軍慰安婦」 朝日新聞 vs.文藝春秋』
編者: 文藝春秋
2014(平成26)年10月20日 第1刷発行
発行所: 株式会社 文藝春秋

塩野七生さんが書いた この箇所を読んで、ケイトーはムカついたわけぇ~?

ムカついたと言うほどのことじゃないけれど、ムッとしたのですよ。。。

ムカついたのも、ムッとしたのも同じじゃないのォ~?

シルヴィーには、「ムカついたのも、ムッとしたのも同じ」に思えるんだァ~?

そうよ。。。 たいした違いがあるわけじゃないでしょう!?

だから、そこですよ!

どこよ。。。?

塩野さんは、次のように書いている。。。


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半世紀にもなるヨーロッパでの生活で、

苦い現実でも直視することを私は学んだ。

欧米人の多くには、口に出して言える考えと、

口に出しては言えないが

胸の内では持っている思い、

の二つがあることを学んだのである。

この塩野さんの言葉には誇大広告があるのですよ!

どこが誇大広告なの?

「半世紀にもなるヨーロッパでの生活」と書いてるけれど、実際には、「正味、25年から30年のイタリア生活」ですよ!

塩野七生 (ななみ)


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(1937年7月7日 – )

 

日本の歴史作家、小説家である。
名前の「七生」は、7月7日生まれであることに由来。

東京市滝野川区(現・東京都北区)生まれ。
東京都立日比谷高等学校、学習院大学文学部哲学科卒業。

1963年からイタリアで学び、1968年に帰国すると執筆を開始。
『中央公論』掲載の「ルネサンスの女たち」でデビュー。
担当編集者は塙嘉彦であった。

1970年には『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』で毎日出版文化賞を受賞。
同年から再びイタリアへ移り住む。

フィレンツェやローマに在住し、ローマ名誉市民を経てイタリア永住権を得ており、ローマに在住。

イタリア中心に、古代から近世に至る歴史小説を多数執筆。
またエッセイや時事批評、1970年代にはエンリコ・ベルリンゲルが進めたユーロコミュニズムで支持者を増やしていたイタリア共産党を批評する文章を書いているほか、後藤田正晴との対談なども行っている。

 

評価

一連の著作を通して、日本において古代ローマ史やイタリア史、イタリア文化に対する関心を高めたことは高く評価されており、2000年にはイタリア政府よりイタリア共和国功労勲章グランデ・ウッフィチャーレ章を受けた。

一方で、塩野の意思とは関係なく、著作が小説ではなく歴史書として受容される傾向が強いことはしばしば問題視されている。
坂口明は、『ローマ人の物語』が書店や図書館などにおいて「歴史書」として配置されていること、また学生や市民講座の受講者によって「歴史書」として読まれていることを指摘した。
坂口は『ローマ人の物語』について、根拠のない断定や重大な誤りがあることを指摘し、批判的な検証が必要であるとした。

小田中直樹は、南川高志の著作と『ローマ人の物語』の比較を通して、塩野の著作を「歴史書」として扱うことに問題があることを示した。
小田中は、「『ローマ人の物語』は、史料批判や先行研究の整理が不十分であり、歴史学の方法論に基づいていない」と指摘する。

そのため、小田中は「叙述の根拠が著者の感想にとどまっているため、歴史書ではなく歴史小説として読むべきだ」と述べている。

また、叙述に考古学的成果がほとんど用いられていない点を問題視する者もある。

なお、塩野は自らの著作を「歴史書である」と自称したことはない。

 

家族

父親は詩人・小学校教師の塩野筍三(1905年 – 1984年)で、神田神保町の古本屋から軒並み借金をするほどの読書好きであった。
フィレンツェ大学医学部に勤務していたイタリア人医師と結婚(後に離婚)。
息子アントニオ・シモーネとは共著がある。


出典: 「塩野七生」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

どう考えたって、「半世紀にもなるヨーロッパでの生活」と言ってもらっては困るのですよ!

確かに、経歴を見るとイタリアで生活しただけよねぇ~。。。

。。。でしょう? それにもかかわらず、欧米人の多くには、口に出して言える考えと、口に出しては言えないが胸の内では持っている思い、の二つがあることを学んだのである、と書いている。。。 正確には、イタリア人の多くには、口に出して言える考えと、口に出しては言えないが胸の内では持っている思い、の二つがあることを学んだのである、と書くべきですよ!

確かに、上の経歴を見る限り、そう書くべきかもねぇ~。。。

。。。でしょう!? 僕は北米とヨーロッパを含めて34カ国を放浪してますからね。。。、それに、カナダに移住して1979年にはカナダ市民権を取得しています。。。 塩野さんと同じかそれ以上に海外生活経験があると思っているのですよ。。。

。。。で、ケイトーは何が言いたいわけぇ~?

あのねぇ~、僕の経験では欧米人であろうが、東洋人であろうが、日本人であろうが、人種や性別に関係なく、口に出して言える考えと、口に出しては言えない(考えを)胸の内では持ってますよ!

うん、うん、うん。。。 私もインドネシアから、オランダ、バルト3国で暮らし、それからカナダに移住したけれど、確かにケイトーの言う事には納得するところがあるわよう。。。

。。。でしょう!? それに、欧米を敵にまわしてはいけないということは、じゃあ、アジアの国は敵に回してもいいのか?。。。ということになるのですよ!

つまり、塩野七生さんは、無意識のうちに「アジアの国々などは、重要視しなくてもよい、欧米に対しては、ことのほか気を使う必要がある」という考えがオツムに刷り込まれていると言いたいのねぇ~?

そういうことですよ! 韓国人であろうが、中国人であろうが、オランダ人であろうが、現地のインドネシア人であろうが、日本軍人の慰安婦として働かされたのなら、わけ隔てなく対応すべきなのですよ。。。

スマラン慰安所事件


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スマラン慰安所事件とは、日本軍占領中のオランダ領東インドで日本軍の軍令を無視した一部の日本軍人がオランダ人女性を監禁・強姦した事件のこと。
別名、白馬事件。オヘルネ事件とも。

1944年2月、南方軍管轄の第16軍幹部候補生隊が、オランダ人女性35人を民間人抑留所からスマランにあった慰安所に強制連行し強制売春させ強姦した容疑で、戦後、国際軍事裁判において当該軍人・軍属(請負業者)たちに有罪が宣告されている。

オランダ領東インドの軍事裁判の報告を調査した吉見義明によれば、以下のことが判明している。

■当時スマランには既に慰安所があったが、性病の蔓延から新たな慰安所の設置が計画された。慰安所設置を要請された幹部候補生隊長は、慰安所には自由意思の者だけ雇うようにというジャカルタの第16軍司令部のガイドラインを無視した。 ガイドラインは未発見であるが証言やスマトラの第25軍の類似の通達からそのように考えられている。

■複数の将校と慰安所業者は、ハルマヘラ抑留所、アンバラワ抑留所、ゲダンガン抑留所から17歳から28歳の合計35人のオランダ人女性を強制的に集め、スマラン市内のカナリ通りの建物で日本語で書いた趣旨書への署名を強制した後、スマランの4つの慰安所(将校倶楽部、スマラン倶楽部、日の丸倶楽部、青雲荘)に連行した。

■3月1日から営業を始め、女性達は毎日強姦された。給料は払われず、暴行され、その上、性病を移された者、妊娠した者がいる。週に1度医師の身体検査があったが、充分な治療はほとんど行われなかった。

■しかし自分の娘を連れ去られたオランダ人リーダーが、陸軍省俘虜部から抑留所視察に来た小田島董大佐に訴え、同大佐の勧告により16軍司令部は、1944年4月末に4箇所の慰安所を閉鎖した。 小田島大佐の視察は、事件と前後して抑留所の管理が軍政監部から現地軍司令部に移管したためのもの。 吉見は、軍は責任者を「少なくとも厳罰に処してはいない」としている。

■終戦後の1948年、バタビア臨時軍法会議でBC級戦犯として11人が有罪とされた。罪名は強制連行、強制売春(婦女子強制売淫)、強姦である。有罪者は、軍人および慰安所を経営していた日本人業者等であり、責任者である岡田慶治陸軍少佐には死刑が宣告された。 また、中心的役割をはたしたと目される大久保朝雄(仙台出身)陸軍大佐は戦後、日本に帰っていたが軍法会議の終了前に自殺した。 裁判では、慰安婦にされた35人のうち25名が強制だったと認定された。

一方、オランダ人女性の強力な抵抗により若い女性が連行されることを防いだ抑留所(スモウォノ・バンコン・ランペルサリ)もあった。
年上の女性たちが志願することで、若い女性が助かった事例もあった。
これらの身代わりとなった女性は「志願者」と呼ばれた。
この件では戦犯裁判で無罪。

1994年のオランダ政府の報告書では、オランダ領東インド各地の慰安所で働いていた200〜300人のオランダ人女性のうち少なくとも65人は絶対確実に強制売春の犠牲者だったとされている。

1990年に対日道義的債務基金(JES)が結成され、日本政府に対し、その法的道義的責任を認めて一人当たり約2万ドルの補償を支払うよう求める運動が始まった。
これに対し日本政府は、アジア女性基金により総額2億5500万円の医療福祉支援を個人に対して実施し、2001年オランダ人女性に対する「償い事業」が終了した。

しかし2007年、オランダ議会下院で、日本政府に対し「慰安婦」問題で元慰安婦への謝罪と補償などを求める慰安婦問題謝罪要求決議がなされた。
2008年に訪日したマキシム・フェルハーヘン外相は「法的には解決済みだが、被害者感情は強く、60年以上たった今も戦争の傷は生々しい。
オランダ議会・政府は日本当局に追加的な意思表示を求める」と述べ、日本側の償い事業の継続を求めた。

また同2007年、アメリカ議会での慰安婦聴聞会にこの事件の被害者・証人としてたったジャン・ラフ・オハーン(ジャンヌ・オヘルネとも表記)は、当時19歳だった42年、日本軍占領後、収容所に入れられ、「日本式の花の名前が入った名前を付けられ、髪が薄い日本軍将校が待つ部屋に連れて行かれた。彼は刀を抜いて‘殺す’と脅した後、服を破り、最も残忍に私を強姦した。その夜は何度強姦されたか分からない」「一緒に連行されたオランダ人少女らと3年半、毎日こうした蛮行にあい、飢えて苦しみ、獣のような生活をした」と証言し、「日本は95年にアジア慰安婦財団を作って私的な補償をしたというが、これは慰安婦に対する侮辱」とも主張。
「日本は政府レベルで残虐行為を認め、行動で謝罪を立証しなければならず、後世に正しい歴史を教えなければならない」と求めた。
「日本人は私たちが死ぬのを待っているが、私は死なない」とし、日本が正式に謝罪するまで闘争を続けるとした。


出典: 「スマラン慰安所事件」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

私はオランダ人と中国人の混血だけれど、確かに白人至上主義みたいな考え方が、私が子供の頃にはインドネシアにもあったわァ。。。

でもねぇ~、現在でも、口には出して言えない事として「白人至上主義」を胸のうちに秘めている白人はいますよ。。。 声を出して叫ぶ人も少ないけれど居ます。。。


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でもねぇ~、歴史の流れとして、奴隷制度を復活させるのが無理なように、これからは人種差別もなくなり、白人、黒人、有色人種の差別もなくなりますよ。。。 また、そうならねばならないでしょう! シルヴィーもそう思いませんか?

つまり、塩野さんは「被害者意識」で欧米を敵にまわしてはいけないと言ってるわけねぇ~?

被害者側に回ろうが、加害者側に回ろうが、人種によって分け隔てをするというのは、もう歴史的に見ても駄目ですよ!


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【ジューンの独り言】


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ですってぇ~。。。

あなたは、どう思いますか?

確かに、1960年代の黒人の公民権運動などを振り返ると、

当時、誰もがアメリカに黒人の大統領が誕生するなんて考えられなったですからねぇ~。。。

 


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時代は、確かに人種差別撤廃の方向に向かって進んでいるようです。

 

ところで、シルヴィーさんが出てくる面白い記事は他にも たくさんあります。。。

次の記事の中から面白そうなものを選んで読んでください。


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『角さんと原発と天罰(2013年1月5日)』

『真紀子落選(2013年1月14日)』

『野火(2013年1月18日)』

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