イヴォワールのレストラン

 

2018年6月24日 (日曜日)

 

イヴォワールのレストラン

 


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デンマンさん。。。 どういうわけで“イヴォワールのレストラン”を取り上げるのですか?


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あのねぇ~、バンクーバー市立図書館で借りていた本を読んでいたら次の箇所に出くわしたのですよ。。。

イヴォワールのレストラン


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レマン湖畔沿いにジュネーヴから東に行くと、静かな森の中の別荘地のようなところを抜けてイヴォワールに着く。 (略)

ここのホテルのレストランのインテリアや食器、テーブルクロスなどは(ミシュランの)星付の店より簡素で華やかさはないけれど、地元の人がいつも食べているメニューが味わえるのがいい。 (略)

 Le Pré de la Cure  は夫婦でやっているレストランで、物静かでおっとりとしたマダムが注文を聞いてくれる。 (略)

 


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『ホテル案内ページ』

 

鶏レバーは、ちょうど火が通って全体がピンクになり、温かい。

生焼けでもなく、焼き過ぎでもなく、一番おいしい頃合いだった。

ヴィネグレットは控えめでもちゃんときいていて、葉っぱと小玉ネギ、ベーコン、鶏レバーのバランスがとにかく絶妙。

盛り付けはラフとしか言えない。

でもこんなに心を動かされた鶏レバーのサラダは、今までになかった気がする。


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骨付き仔羊肉のタイムの枝焼きには、シャールの細切りのクリームソテー、人参のソテー、サヴォワ風のジャガイモのグラタンが付け合せてある。

サヴォワ風グラタンは、おろしたフロマージュがオレンジ色の焼き色で、この地方ならではの素直な強さが味にある。

 

デザートがまた絶品だった。

ヴァニラのおっとりしたアイスクリームと、フランボワーズの優しいコクのあるピンクのアイスクリームの間に、メレンゲをはさんで、ケーキ状に冷やし固めてあって、フランボワーズのソースと泡立てた生クリームが添えてある。

 


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ヴァシュランというデザートは、アイスクリームとメレンゲを組み合わせたもので、これを初めて食べたのも学生時代の旅行の時だった。

この二つはいっしょに食べると驚くほどおいしいことを、その時知った。

 

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)


118-121ページ 『アァルトの椅子と小さな家』
著者: 堀井和子
2013年9月20日 第1刷発行
発行所: 株式会社 河出書房新社


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『拡大する』

 

あらっ。。。 素敵なエッセーですわねぇ~。。。 私もスイスやフランスのパンやお菓子やデザートにはマジで興味があります。。。 機会があったら、ぜひスイスとフランスには行ってみたいと思っていたのです。。。 デンマンさんも今年の秋にヨーロッパ経由で日本へ帰省するつもりなのですか?

うん、うん、うん。。。 そうしたいのは山々なのだけれど、僕は上のエッセーを読んで、こうして記事を書いているだけで十分なのですよ。。。 フランスの南部とスイス側のレマン湖にも行ったことがありますからねぇ~。。。

あらっ。。。 そうだったのですかァ~? それで懐かしくなって、このホテルのレストランを取り上げたのですか?

いや。。。 残念ながら、このホテルに泊まったこともないし、このレストランで食事をしたこともないのですよ。。。 でも、レマン湖には思い出があります。。。

デンマンさんのことですから、レマン湖の畔できれいなスイス人の女性をナンパしたのですかァ~?

いや。。。 そういうロマンチックな思い出ではないのです。。。

じゃあ、どういう思い出なのですか?

上のエッセーの中にも出てくるけれど、メレンゲですよ。。。

メレンゲがデンマンさんにとって特別なのですか?

そうです。。。

メレンゲ


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メレンゲ(英語: meringue [məˈræŋ], フランス語: meringue [məʁɛ̃g], ドイツ語: Meringe(l) [meˈrɪŋə(l)], スペイン語: merengue [meˈɾeŋge])とは、卵(鶏卵)の卵白を泡立てた食材、およびそれを用いた菓子のこと。
滑らかな食感をだすため、もしくは加熱時の膨張剤として料理(主に菓子)に使用される。
フランス語では「ムラング」という。

メレンゲはスイスのマイリンゲンで発明され、18世紀にイタリア人のガスパリーニという料理人によって改良されたとされるが、確たる証拠はない。
『メレンゲ』の名前が確認できる最も古い文献は1692年のフランスの料理本である。

メレンゲは泡立てすぎると、ぼそぼその部分とさらさらの部分、すなわちタンパク質と水分が分離してしまう(離水)。
泡だて器やボウルに油分が残っていると泡立たない。
泡立てる際に、アルミニウム等の金属製ボウルを使用すると色と臭いが付くことがあるので(やや青白くなる)、ホーロー引き、ガラス、プラスチックのものを使うとよい。

ただし、銅製のボウルを使うとメレンゲが非常に安定し、離水しにくい。
また、弱酸性で安定する性質を持つので、少量の酒石酸やレモン果汁などを加えると、離水しにくくなる。強酸性では、タンパク質が変性してしまうため、卵白が固まる。

菓子作りにおいては、味だけではなく緩衝材として砂糖を加えることにより、耐熱性、耐酸性を上げ、さらに離水を防止させている。
砂糖を加えるタイミングを変えることにより、メレンゲの質感を変えることが出来る。
泡立てる初期に砂糖を加えれば、砂糖が卵白の水分を十分に吸いシロップ状になるため、卵白の粘り気が増し、泡立てにくいが、艶のある、きめの細かい安定したしっかりしたメレンゲを作ることが出来る。

表現を変えれば、硬く重たいメレンゲが出来上がる。
また、泡立てる中盤から後半に加えれば、泡立てやすいが、きめが粗くもろい軽いメレンゲが出来上がる。
これらの違いを利用して、菓子の種類に応じて使い分けることにより、それぞれの菓子の特徴をより、細かく鮮明に表現することが出来る。

また、これを乾燥させ焼いたものの総称もメレンゲであるほか、アーモンドやヘーゼルナッツの粉末と小麦粉を加えたものはシュクセ(succés)、あるいはプログレ(progrés)と呼ばれ、菓子の素材として使用される。

なお、モロッコのメッラー(ユダヤ教徒地区)でメレンゲはよく見かけられるという。

 

種類

■ムラング・オルディネール(meringue ordinaire)


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卵白に砂糖を加え角が立つまで泡立てたもの。
レモン汁を加えると白さが増し泡立ちが良くなる。
フレンチメレンゲ。

ケーキなどの焼き菓子に使われる。
かつてはクレーム・シブーストなどに加えられていたが、サルモネラ菌の温床であることが問題視され、生のままで使用することは禁止された。

 

■ムラング・シュイス(meringue suisse)


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湯煎で加熱しながら卵白に砂糖を加えて泡立ててゆき、50℃くらいに達したところで火から外して仕上げたもの。
スイスメレンゲ。
搾り出しで形を作る場合や、ケーキ表面のデコレーションなどに使われる。

 

■ムラング・イタリエンヌ(meringue italienne)


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固く泡立てた卵白に殺菌のため120℃くらいまで煮詰めた砂糖水(シロップ)を加えて泡立てたもの。
イタリアメレンゲあるいはイタリアンメレンゲ。
マシュマロやアイスクリーム、ババロアなどの生食用。

 


出典: 「メレンゲ (菓子)」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

デンマンさんにとって、どういうわけでメレンゲが特別なのですかァ~?


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あのねぇ~、ジュネーブで たまたま知り合ったマリーさんとテラスのカフェでコーヒーを飲みながらが ダベッたことがあったのですよ。。。


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あらっ。。。、とってもきれいで社交的な感じの女性ではありませんか! この後でナンパしたのですか? うふふふふふふ。。。

真由美ちゃんは、ナンパに拘(こだわ)るのですねぇ~。。。 つうことわあああァ~、真由美ちゃんも、ずいぶんとナンパされたことがあるんだよねぇ~。。。

私はジューンさんと同じく合気道1段なので、ナンパ男には最初に合気道が初段であることをしゃべるので、たいていの男がそれ以上強引にしけこませようとしませんわァ~。。。 うふふふふふふ。。。

マジで。。。?

。。。で、このマリーさんとメレンゲの思い出があるのですか?

そうです。。。 彼女がコーヒーと一緒に注文した物が出てきたら、きれいなピンクのお菓子なのですよ。。。


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あらっ。。。 こういうメレンゲのお菓子もあるのですわねぇ~。。。

それで僕は、「これ何と言うのォ~?」と訊いたら、メレンゲだと言うわけですよ。。。 だから、それ以来、僕にとってメレンゲというのは、この形と色になったわけです。。。

つまり、ラズベリー・メレンゲの上にチョコレートとクリークとイチゴを載せたお菓子がメレンゲだと思い込んでしまったのですかァ~?

そういうことですよ。。。 だから、後でメレンゲとは、こういうものだと、あとでバンクーバーに戻ってから次の写真を見せられたときには、自分の目を疑いましたよ!


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「ウソだろう!? これは僕が知っているメレンゲじゃないよ!」、と言うわけです。。。

つまり、卵(鶏卵)の卵白を泡立てた食材、およびそれを用いた菓子だという一般的な意味を、自分勝手にお菓子だけをメレンゲだと思い込んでしまったのですかァ~?

そうなのです。。。 全く思い込みというのは、なかなか訂正しにくいものですよ。。。

。。。で、この事を言うために、わざわざイヴォワールのレストランを持ち出してきたのですか?

いや、まだオチがあるのですよ。。。 実は、あの有名な平成の与謝野晶子の“めれんげさん”がハンドル名としてメレンゲを使っているのだけれど、そのスペルを思い込みで間違って書いてしまった。


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『拡大する』

『実際のページ』

『愛の構造』

。。。で、デンマンさんは、めれんげさんにスペルが間違っていると伝えたのですか?

伝えました。。。

でも、今だに meringue ではなく 間違ったままの merange を使い続けているのですか?

そういうことです。。。 今では、merangeこそ、めれんげさんの代名詞になってしまったので、使い続けているのですよ。。。


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【デンマンの独り言】


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真由美ちゃんは僕の従妹(今田 とも子)の娘です。

ノース・バンクーバーでホームステーしながら
VCC (Vancouver Community College)にかよって
パン職人・ベーグル職人の勉強と実習に励んでいました。

2016年9月に卒業式を終えて、現在、バンクーバー市内の
旨いベーグルを提供するカフェ・レストランで働いています。

学生時代には、先生やクラスメートとの英会話には、まごつくことがあったそうです。
外国語というのは習得するのが実に大変です。

あなたは英会話を勉強してますか?
できれば、英語を話している国へ行って英会話を勉強するのが一番です。

でもねぇ~、英会話を勉強する方法に王道はありません。
人それぞれです。。。
自分に合った勉強法を見つけるのが、英会話の上達の早道だと僕は思いますね。

同じことを同じように勉強しても、人によって上達が違うのですよ。
僕の経験で言っても、人によって、語学の才能というのはまちまちです。

太田将宏老人のように、40年もカナダに住んでいるのに
英会話が満足にできずに 6人に成りすまして日本語でブログにコメントを書きなぐって余生を過ごす人もいます。

なかには、日本語を忘れてしまうほど、英語にどっぷりと浸かってしまう人もいます。
20年以上英語圏で英語を話してますけれど、
僕は、漢字を忘れることはあっても、日本語を忘れることはありません。

もちろん、今でも、英語を話すよりも日本語を話す方が楽に話せます。
僕自身は語学の才能があるとは思ってませんが、
僕が、カナダ人と笑いながら話しているのを聞いていると、
真由美ちゃんには さっぱり 何を話しているのか解らないと言うのですよね。

僕がペラペラと英語を話しているように見えるのだそうです。
早くデンマンさんのように 英語がしゃべれるようになりたい、と真由美ちゃんは言います。

しかし、僕は、常に、英語を日本語のように しゃべれたら いいなと思っているのですよ。
外国語を母国語のように話すのは、本当に難しいと思います。

いずれにしても、真由美ちゃんは小さい頃からの夢が叶ってぇバンクーバーにやって来たのです!


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ところで、あなたはバンクーバーに行ったことがありますか?

とっても素敵な街ですよ。


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世界で最も住みやすい街バンクーバー


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ビデオを見ても、なんだかワクワクしてくるでしょう?

卑弥子さんが バンクーバーにやって来たのは 2008年の元旦の2週間ほど前でした。

クリスマスをバンクバーで過ごして、それから元旦の“Polar Bear Swim (寒中水泳)”に参加したのです。


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上のビデオを見ると、まるで真夏のようでしょう?

ところが気温は確か2度ぐらいでした。 

水の中の方が暖かかったのです。

とにかく、バンクーバーには面白い人たちがたくさん居ますゥ。

あなたも、お暇と お金の余裕があったらぜひ出かけてみてください。

では、また興味深い、面白い記事を書くつもりです。

だから、どうか、あなたも またやって来てくださいねぇ~~。
じゃあね。


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If you’ve got some time,

Please read one of the following artciles:


ジューンさんの熟女下着 June Adams 下着美人
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■ 『きれいになったと感じさせる

下着・ランジェリーを見つけませんか?』

『センスあるランジェリー』


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『ピラミス@美術館』

『夢のバンクーバー』

『バンクーバーの屋上で』

『オランダ移住』

『カナダ移住の夢』

『ディープコーヴ』

『浴衣のバンクーバー』

『黒豚テリマヨ』

『イタリアのベーグルとサルサ』

『花火大会』

『乙女老い易く学成り難し』

『真由美ちゃん@英語』

『真由美ちゃんダントツ』

『日本よい国天国だ!』

『やっぱりどこか狂ってる』

『日本で再会』


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『乙女力@宇都宮』

『いい出会いの連鎖』

『笑顔の乞食おばさん』

『ニュートンの暗い秘密』

『新年@バンクーバー』

『スープキッチン@新年』

『猫と癒し』

『猫と犬と癒し』

『大通りde水の滑り台』

『イルカとワンちゃん』

『カワウソ@スタンレー公園』

『生パンツ系男子とベトナム兵』

『愛と癒しの涙』

『ダンスとノーベル賞』

『おもてなし』

『思い出ポロポロ』

『ロブソンの5月』


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『ネットが不倫を連れて来る』

『ペットと良心』

『夢のデニッシュ』

『パンツァネッラ』

『12歳少女の短命』

『行田の伯母さん』

『パン職人修行』

『タイムマシーン』

『ルンルンdeサルサ』

『天国のワンちゃん』

『万の風になって』

『プロシュット』


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『なせば鳴る音楽』

『日本人女学生行方不明』

『日本人女学生死亡』

『ガレット』

『那須高原の紅葉』

『希望とロマン』

『錯視 錯覚』

『マンボ@バンクーバー』

『オリーブオイル』

『スコーンとプディング』

『5月のロブソン』

『病院食の間違い』

『プレミアム・ジャパン』

『自然の摂理を無視すると…』

『夢のデニッシュ・悪夢のマーガリン』


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『パリ風カフェ』

『どこか狂ってるわ』

『行田遠野物語』

『行田物語 ピアノ』

『行田物語 猫』

『行田物語 母の懐』

『行田物語 ケネディ暗殺』

『行田物語 病院食』

『行田物語 お股の花々』

『晩香坡物語 ジャズ』

『行田物語 悪夢』

『行田物語 社長』

『行田物語 棺桶に入るまで』

『宝田百合子@インド』

『行田物語 ちゃぶ台』

『行田物語 アカギレ』

『行田物語 にぼし』

『ノーベル賞がなぜ?』

『トゥーランドットとかぐや姫』

『ゲソとワケギ』

『シェフ バベット』

『まんじゅう@富岡』

『ん?トゥーランドット』

『女の子の夢』


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