むべなるかな

2020年10月16日 (金曜日)
 

むべなるかな

 


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デンマンさん。。。むべなるかな という言葉に関心を持ったのでござ〜ますかァ〜?


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そうです。。。

どういうわけで取り上げる気になったのですか?

実は、10月13日の火曜日のNHKの「おはよう日本」を見ていたのですよ。。。

何時頃でござ〜ますかァ〜?

午前7時50分頃だったと思います。。。

あらっ。。。デンマンさんは、けっこう早起きなのでござ〜ますわねぇ〜。。。

10月6日にバンクーバーから成田に着いて、ようやく日本時間にも慣れて 最近では7時頃に起きて朝食を食べながら「おはよう日本」を見るのですよ。。。

。。。で、アナウンサーが むべなるかな と言ったのでござ〜ますか?

アナウンサーも、その言葉を口に出したのだけれど、その前に次の果物を紹介したのですよ。。。

 


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 ムベ

 

あらっ。。。これは「あけび」ですわねぇ〜。。。

「あけび」に似ているけれど、「あけび」ではないのです。。。

 


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 アケビ

 

違うのですか?

マジで似ているけれど、違うのです。。。「むべ」と言うものです。。。

あらっ。。。そういう名前の果物があるのでござ〜ますか?

僕も知りませんでした。。。ウィキペディアには次のように書いてあります。

 

ムベ(郁子)

 

ムベは、アケビ科ムベ属の常緑つる性木本植物。

別名、トキワアケビ(常葉通草)。
方言名はグベ(長崎県諫早地方)、フユビ(島根県隠岐郡)、ウンベ(鹿児島県) イノチナガ、コッコなど。

日本の本州関東以西、台湾、中国に生える。
柄のある3〜7枚の小葉からなる掌状複葉。
小葉の葉身は厚い革質で、深緑で艶があり、裏側はやや色が薄い。
裏面には、特徴的な網状の葉脈を見ることが出来る。

花期は5月。花には雌雄があり、芳香を発し、花冠は薄い黄色で細長く、剥いたバナナの皮のようでアケビの花とは趣が異なる。

10月に5〜7cmの果実が赤紫に熟す。
この果実は同じ科のアケビに似ているが、果皮はアケビに比べると薄く柔らかく、心皮の縫合線に沿って裂けることはない。

果皮の内側には、乳白色の非常に固い層がある。
その内側に、胎座に由来する半透明の果肉をまとった小さな黒い種子が多数あり、その間には甘い果汁が満たされている。

果肉も甘いが種にしっかり着いており、種子をより分けて食べるのは難しい。
自然状態ではニホンザルが好んで食べ、種子散布に寄与しているようである。

 

利用

主に盆栽や日陰棚にしたてる。新芽と果実は食用となる。

日本では伝統的に果樹として重んじられ、宮中に献上する習慣もある。
しかしアケビ等に比較して果実が小さく、果肉も甘いが食べにくいので、商業的価値はほとんどない。

現在でも生産農家はあり、皇室のほか、天智天皇を祭る近江神宮、靖国神社に献上している。

茎や根は野木瓜(やもっか)という生薬で利尿剤となる。


出典: 「ムベ」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

あらっ。。。アケビ科なのですわねぇ〜。。。 道理で似ていると思いましたわァ〜。。。

卑弥子さんはアケビが好物なのですか?

別に好物というほどではござ〜ませんけれど、珍しかったのでよく覚えておりますわァ〜。。。で、デンマンさんは、どういうわけでこの果物に興味を持ったのでござ〜ますかァ?

あのねぇ〜、大昔に、この果物を天智天皇に献上した時、天皇が これを食べて「むべなるかな」と言ったというのですよ。。。

 


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それで、「むべ」という名前が付いたと言うのでござ〜ますか?

そうなのです。。。嘘のようなホントの話だそうです。。。

マジで。。。?

番組で、そのように紹介していました。。。ところで、卑弥子さんは「むべなるかな」という意味を知ってますよねぇ〜。。。

もちろんでござ〜ますわァ〜。。。これでも、あたくしは京都の女子大学で腐女子たちに「日本文化と源氏物語」を講義しているのですわァ〜。。。知らないと言ったら、あたくしの信用がガタ落ちになってしまいますゥ。。。

「むべなるかな」という言葉は日常的には めったに使わないけれど、テレビ番組なので時々耳にするのですよ。。。でも、僕は辞書で調べたこともない。。。いったい、どういう意味のなのですかァ〜?

「いかにももっともだ」とか「確かに」「その通りだ」という意味ですわァ。。。実際に日常会話で使われる場合には「橘卑弥子・教授は才媛と言われています。 彼女の講義は分かりやすく面白い。 むべなるかなですね」というように使われるのですわァ〜。。。うふふふふふふ。。。

卑弥子さんが自分で、そう言ってしまうと説得力がイマイチですよゥ。。。

あらっ。。。ちょっとばかりやりすぎましたかしら。。。。うふふふふふふ。。。

要するに、最近のミーちゃん、ハーちゃんも含めて意味を知らない人が多いから、この言葉は使わない方が無難ですね。。。。

そうですわねぇ〜。。。「むべなるかな」という言葉は、優雅で学識を偲ばせる響きを持っていますけれど、最近の若者では意味を理解できない人もいるので、分かりやすいコミュニケーションを望むなら「確かにその通りだ」と言った方が無難ですわァ〜。。。

「むべ」とはどういう意味なのですか?

古文単語の「むべなり」という語幹が「むべ」ですわァ。。。「むべなり」には、「確かに」「なるほど」と納得する意味があるのでござ〜ます。。。その単語に「かな」を付け加えて「〜だなあ」という詠嘆の意味を表しているのですわァ。。。

漢字で書くとどうなるのですか?

漢字で書くと「宜なるかな」となります。。。現代語でも、「宜」という漢字1字で「物事を肯定する気持ち」を表しています。。。

なるほどォ〜。。。卑弥子さんが京都の女子大学で「日本文学と源氏物語」を教えているということを改めて感じさせられました。。。

それは、デンマンさんが あたくしを改めて見直したということでござ〜ますかァ〜?

そうです。。。ところで、天智天皇はどういうわけで「むべなるかな」と言ったのですか?

デンマンさんは、マジで分からないのですか?

ちょっと思いつきません。。。教えて下さい。。。

簡単なことですわァ〜。。。天智天皇は、献上された「ムベ」を頂いたので、それを食べてみたのですわ。。。そしたら、その味に感銘を受けたのです。。。当然のことですわ。。。わざわざ天皇に献上したものなので、その味も感銘を与えるものに違いないのでござ〜ます。。。期待通りに感銘を与えるような果物だったので、「むべなるかな」と言ったのですわ。。。つまり、「天皇に献上するモノにマズいモノはないだろう。。。確かに、そのとおり感銘を受けるような味だ」と言ったわけなのです。。。

それを聞いた献上者が、それ以降「むべ」という名前で呼ぶようになったということですか?

それ以外に考えられないでしょう!?

じゃあ、それ以前はなんと呼ばれていたのですか?

「アケビモドキ」と呼ばれていたのですわァ〜。。。

マジで。。。?

昔の人は “信じる者は救われる!” とおっしゃいました。。。だから、デンマンさんも素直に信じて救われてくださいねぇ〜。。。おほほほほほ。。。

 


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【卑弥子の独り言】


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ですわァ〜。。。

あなたも、あたくしの説明を信じることができますか?

ええっ。。。「そんな事はどうでもいいから、他にもっと面白い話をしろ!」

あなたは、そのような強い口調で あらくしに命令なさるのでござ〜ますかァ?

分かりましたわァ。。。

では、あなたもビックリするような

忠臣蔵のとっても古い映画をご覧くださいまし。。。

なんと。。。昭和3年(1928年)制作の『忠臣蔵』ですわよう!

無声映画ですけれど、弁士の方がなかなかうまい説明をしてくださいますわ。。。

つい、引き込まれて観てしまうのですわ。。。

浅野内匠頭がどうしてヘマをしでかしたのか?

そのへんのところが詳しく映像に残っております。

観るだけの値打ちがありますわ。。。

では、どうぞ。。。

 

 

ところで、どうして小百合さんが

「軽井沢タリアセン夫人」と呼ばれるのか?

 


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あなたは ご存知でござ~♪~ますかァ?

実は簡単な事なのですわよう。

小百合さんは軽井沢に別荘を持ったのですわ。

小さな頃から軽井沢に住むことが夢だったのですってぇ~。。。

分からない事ではござ~ませんわァ。

そもそも小百合さんが軽井沢に興味を持ったのは、朝吹登水子のエッセーなどを読んだことがきっかけだったとか。。。

現在、朝吹登水子の山荘、睡鳩荘(すいきゅうそう)は軽井沢タリアセンに移築されて公開されています。


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それで、小百合さんは軽井沢タリアセンを訪れては睡鳩荘に足を運んで少女の頃の事を思い出すのが楽しみなんですってよ。

そういう訳で、デンマンさんが小百合さんのことを「軽井沢タリアセン夫人」と呼ぶようになったのですわ。

軽井沢・雲場池の紅葉

軽井沢のイルミネーション

秋の旧軽井沢銀座ぶらり散歩

とにかく、明日もデンマンさんが興味深い記事を書くと思いますわ。
だから、あなたも、お暇なら、また読みに戻ってきてくださいまし。
じゃあねぇ~~。


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ところで、平成の紫式部こと、卑弥子さんは見かけによらず、京都の女子大学で腐女子に「日本文化と源氏物語」を講義している橘卑弥子・准教授という肩書きを持っています。

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下のリンクをクリックして読んでみてくださいね。


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